楽しむ能「楽」プロジェクト! 京都・奈良・長崎・鹿児島・沖縄にて2024年9〜12月開催!本記事では、9月20日(金)に開催する「美ら海能 in 沖縄美ら海水族館」の魅力と見どころをご紹介します。
沖縄美ら海水族館は、沖縄本島北部にある海洋博公園内にある人気スポットのひとつです。魚類最大のジンベエザメを1995年から飼育中で、世界最長飼育記録を更新していることで知られています。
本公演は、全長8.8mものジンベエザメや世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタをはじめ、多種多様な魚たちが泳ぐ大迫力の巨大水槽「黒潮の海」前に特設舞台を設けて能楽を演じる初の試みです。
サメやマンタが悠々と泳ぐ姿や魚たちの群泳を背景として、能の美しい舞や狂言の楽しさをご堪能いただきます。
美ら海能で演じられる演目は、能「羽衣」と狂言「昆布売(こぶうり)」。
能「羽衣」では、天上世界を現して地上に宝を降らせる天女の舞と、優雅な魚たちの泳ぎが海の世界でシンクロします。
狂言「昆布売」は、大名に無理に太刀を持たされた昆布売りが、逆にその太刀で大名を脅して昆布を売らせるという、立場逆転が面白い、狂言らしい笑いをお届けします。
能の優美な世界観と狂言の楽しさを、今回は特別に海中世界が広がる大水槽の前でご覧いただきます。
本公演は夜19時45分開始の公演です。公演前には、参加者限定のスペシャル企画として参加料無料の「水族館バックヤードの特別見学」があり大水槽の裏側を解説員がご案内します。
美ら海水族館は大水槽以外にも、約80種460群体の造礁サンゴが大規模飼育されている圧巻の水槽「サンゴの海」、沖縄周辺の水深200m以深の世界を再現し、珍しい生き物たちと出会える「深層の海」など見どころ満載です。
ぜひ、能楽公演とともに、海と魚の世界を最大限にお楽しみください。
写真協力:国営沖縄記念公園(海洋博公園)