お客様に日頃の御礼を込めて
お客様に日頃の御礼を込めて

令和元年1217日(火)
13:30開場 14:30開演
宝生能楽堂

能楽祭とは

能楽祭は公益社団法人能楽協会主催による能楽公演で、常日頃より能楽や能楽師を支えて下さっている皆様への感謝を込めて毎年開催しています。

演目はもちろん、ドリンクサービスやお楽しみ抽選会をご用意、おもてなし致します。また、パーティ付チケットをお持ちの方は能楽堂ロビーにて出演能楽師と語り合える立食パーティーにご参加いただけます。

能楽祭は公益社団法人能楽協会主催による能楽公演です。

おもてなし情報

能楽へのご支援に感謝申し上げ、本公演限りの特別なおもてなしをご用意しました。

  • ご来場者へドリンクサービス
  • ご来場者を対象としたお楽しみ抽選会の実施。2020年2月開催「式能チケット出演者サイン入り色紙ほか素敵な景品が当たります
  • パーティ付チケットをご購入の方は、抽選会後、能楽堂ロビーにて能楽師と語り合えるカクテルパーティにご参加下さい
能楽祭ご来場者を対象としたお楽しみ抽選会

演目・出演者

解説観世 喜正
舞囃子
喜多流清経
出演者
  香川 靖嗣    
熊本 俊太郎 大鼓 安福 光雄
小鼓 成田 達志 地頭 中村 邦生
あらすじ
平家の公達・平清経を描いた悲劇の物語。清経は豊前の国柳ヶ浦で舟から身を投げ果てる。その遺髪を受け取った妻は悲しみの床につく。妻の枕元に清経の霊が現れ、自害に至るまでの出来事・想いを語る。舞囃子では清経が一門の行く末への絶望から、入水に至るまでの経緯を語った後、死後堕ちた修羅道から晴れて成仏する。
独吟
観世流大原御幸
出演者
  観世 銕之丞    
あらすじ
滅亡の平家一門と運命を共にすべく、檀の浦に入水した建礼門院は源氏方に命を助けられてしまう。今は尼となり一門の菩提を弔っている。そこへ後白河法皇が訪れる。女院は一門の最期などを法皇に切々と語る。独吟では、春から夏に移り変わる瑞々しい季節の情景と、対照的な寂寞とした自分の心の内を謡い込む。
一調一管
金剛流龍田
出演者
  種田 道一    
松田 弘之 太鼓 桜井 均
あらすじ
紅葉の盛りの候、旅の僧が龍田川を渡ろうとすると巫女が現れ、川を渡ることを押しとどめ龍田神前へと導き、 神木の紅葉について語る。僧が神の告げを待つうちに龍田姫が姿を現し、夜神楽を奏でて夜明けとともに虚空に消える。一調一管は夜神楽に紅葉、時雨が降る叙景的な場面である。
仕舞
金春流昭君
出演者
  櫻間 金記 地頭 本田 光洋
あらすじ
王夫婦の娘 昭君は、和睦のため胡国(匈奴)の王・韓邪将のもとに遣わされた。形見に植え残した柳を故事に倣い鏡に映すと、故人となった昭君と恐ろしげな韓邪将の亡霊が現れる。仕舞では、韓邪将は鏡に映った地獄の鬼のような姿を恥じて姿を消し、昭君の美しい姿のみが残る場面が舞われる。
狂言
和泉流棒縛
boubari
出演者
シテ 野村 萬斎    
アド 野村 太一郎 アド 深田 博治
あらすじ
二人の家来が、留守番中に酒蔵の酒を盗み飲んでいると知った主人(アド)は、太郎冠者(シテ)を棒に、次郎冠者(アド)を後ろ手に縛って出かけてしまう。それでも酒が飲みたい二人は知恵を絞り、縛られたまま酒を飲むことについに成功する。酔った二人が謡えや舞えやの大騒ぎをしていると...。自由の利かない手で酒蔵の戸を開けたり、舞を舞ったりと、遊び心に裏付けられた自由さがある作品。観ているこちらも心楽しくなれる、狂言の代表作の一つ。

宝生流竹雪
竹雪
出演者
シテ 今井 泰行    
ツレ 大友 順 一噌 隆之
子方 水上 嘉 小鼓 大倉 源次郎
ワキ 宝生 欣哉 大鼓 國川 純
アイ 大藏 彌太郎 地頭 朝倉 俊樹
アイ 大藏 教義 主後見 小林 与志郎
あらすじ
越後の国の直井左衛門(ワキ)は先妻(シテ)と離縁し、後妻(アイ)を娶る。先妻との間には二人の子がいて、姉(ツレ) は母、弟の月若 (子方)は跡目相続をさせるため父のもとで暮らしていた。左衛門は参籠に出かける間後妻に月若の面倒を懇ろに言い置くが、月若は母恋しさに母の屋敷を訪ねる。母との再会を喜んだのも束の間、後妻に遣わされた従者(アイ)が月若を連れ戻し、後妻は月若の着物を脱がせ、薄着で竹の雪を払うよう命じる。月若は厳しい寒さの中家に入ることもできず、凍死する。従者より知らせを受けた母と姉は大雪をかき分け、ついに我が子の遺骸を見つけ、悲嘆に暮れているところへ左衛門も帰宅し、一同が嘆き悲しんでいると虚空より「竹のために亡くなった子を竹林の七賢の力で生き返らせよう」という声がし、月若は息を吹き返す。「シンデレラ」や「落窪物語」など継子いじめを扱う作品は数多くあるが、能にはこの一曲のみ、しかも宝生流と喜多流にだけ伝わる異色作。

観能マナー

上演形式

「能」・「狂言」は、室町時代からおよそ650年以上、途絶えることなく演じられてきた、日本を代表する舞台芸術です。古くは豊臣秀吉や徳川家康など多くの武将に愛され、現代ではユネスコの無形文化遺産に登録され、海外からも高く評価されています。
本公演では能楽の様々な上演形式をご覧いただけます。

舞囃子(まいばやし)

能一曲の見せ場にあたる部分を、地謡と囃子の演奏に合わせて一人ないし複数人で舞います。

独吟(どくぎん)

一曲の特定部分を囃子の演奏を伴わず一人で謡います。

一調一管(いっちょういっかん)

謡い手一人と鼓一人が、能一曲の特定部分を演奏することを「一調」、これに笛の加わったものを「一調一管」といいます。舞事の部分が中心となり、笛の技術が際立ちます。謡い手、囃子方共に一定以上の技量が求められ、囃子方では重い扱いとなる。本公演では太鼓との組合せとなります。

仕舞(しまい)

能一曲の特定部分を地謡に合わせて一人ないし複数人で舞います。

狂言(きょうげん)

狂言は、中世の庶民の日常生活を明るく描いた、セリフが中心の喜劇です。能と異なり、ほとんどは面をつけずに演じられ、笑いを通して人間の普遍的なおかしさを描きだします。

(のう)

能は謡(歌・セリフ)と囃子(楽器)に合せて演じられる歌舞劇で、多くの曲で演者が能面という仮面をつけているのが特徴です。
登場人物は人間だけでなく神や鬼、妖怪や幽霊などこの世のものではないものも登場し、また、演者は様式化された簡素な動きで感情を表し、物語が進みます。

観能の際のポイント

初めての観能(能を観ること)でもかしこまらずにお楽しみいただけます。どうぞ、能楽堂にお越しください。

前日まで

演目について調べよう

演目のあらすじを読んでおきましょう。また、能楽辞典を是非ご活用ください。

当日

観能時の服装マナー

特に決まりごとはありません。ご自分にとって着心地の良い服でお越しください。男女とも比較的フォーマルな服装が多く、お着物の方もいらっしゃいます。帽子は能楽堂内ではお取りください。また、短パン・サンダルなどはお控えください。

携帯電話・スマートフォン

開演前に電源をお切りください。

写真撮影・録音・録画

写真撮影・録音・録画は厳禁となっております。

飲食厳禁

能楽堂内は飲食厳禁です。喫茶店や休憩所をご利用ください。

舞台に集中

公演が開始されましたら、能の世界を堪能してください。

よくあるご質問

QRチケットレスの購入方法を教えてください。

本公演のQRチケットレスは「EventRegist(イベントレジスト)」のシステムを利用しています。購入の際に、イベントレジストへの会員登録(無料)が必要です。お済みでない方は、併せて会員登録をお願いします。

QRチケットレスの入場方法を教えてください。
  • 方法1: PDFチケットが登録メールに配信されますのでそちらをご提示ください。
  • 方法2: スマートフォンで提示したい場合は「EventRegist for 参加者」アプリをインストールし、QRコードをご提示ください。

当日の受付にてスタッフが端末にてチェックインを行います。また、その際にお席番号のご案内を致します。

購入したチケットの払い戻しはできますか?
申し訳ございませんが、チケットの払い戻しは行っておりません。予めご了承の上、ご購入をお願いいたします。
子供は何歳から入れますか?

長時間の公演になるため、未就学児(小学生未満)は原則お断りしております。ご了承ください。

開催概要

第八回 能楽祭

日時
令和元年12月17日(火)13:30開場 14:30開演
主催
公益社団法人能楽協会
協力
宝生能楽堂
協賛
京都・烏丸三条 十松屋福井 / 株式会社檜書店 / 株式会社わんや書店 / 有限会社もちや / 株式会社皆中
会場
宝生能楽堂
東京都文京区本郷1丁目5−9
JR水道橋駅東口より徒歩3分 / 地下鉄都営三田線水道橋駅A1出口より徒歩1分
  • 場内での撮影・録音・録画は固くお断り致します。
  • 場内での時計のアラーム、携帯電話などの電源はお切り下さいますようお願い申し上げます。
  • 出演者は都合により変更させて頂く場合がございますので予めご了承下さい。
  • 開場前のご来館につきましては、能楽堂館外にてお待ち頂くことになりますのでご承知おき下さい。

チケット情報

入場料金(全席指定)

SS席8,000
S席7,000
A席6,000
B席4,000
フェスティバルシート2,020
  • パーティ付チケットは完売いたしました。
  • 障害者割引あり。詳細は能楽協会へお問い合わせ下さい。
  • お受取り・お支払方法によって、別途手数料がかかる場合がございます。

座席表

座席表
座席表

QRチケットレス入場が出来ます

一般販売

チケットスペース 03-3234-9999
※12月10日(火)まで

  • 前売りチケットは9月20日(金)~12月12日(木)までの販売となります。
  • 12月12日(木)を過ぎてからのチケットのご購入については、当日券にてお買い求めください。
  • 販売期間にかかわらず、チケットが売り切れ次第、販売を終了させて頂きますので予めご了承下さい。

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