第60回式能 2021年2月21日(日) 国立能楽堂
第60回式能 2021年2月21日(日) 国立能楽堂

2021年221日(日)
第一部 10:00開演 第二部 15:15開演
国立能楽堂

式能とは

「式能」は、昭和20年の当協会設立後、昭和36年に、当協会最初の公演として行われました。
以降毎年、翁附五番立(江戸時代の基本的番組編成)にて開催しており、本年で61回目を迎えます。
現在、シテ方五流が一同に会する翁附五番立の能楽公演としては、唯一の大変貴重な催しです。
今回はシテ方金剛流宗家・金剛永謹が「翁」を勤めます。

能楽の正式な上演形態である翁附五番立は、江戸時代に「武家式楽」として確立され、能楽以前の予祝芸能である「翁」から始まり、『神・男・女・狂・鬼』のジャンル分けに従って上演されます。また能の間には中世の大名・小名や庶民を描く狂言を挟み、人間の様々な笑いが演じられます。

1日を通して能楽を鑑賞する事で「過去・現在・未来」更には「神・人・仏」を知ることになります。能楽は、人や文化の多様性を認め、様々な民族文化を内包した総合芸術といえます。

第59回式能ダイジェスト

第一部 演目・出演者


金剛流
翁
出演者
金剛永謹    
三番三 大藏彌太郎 脇鼓 森貴史
千歳 大藏基誠 脇鼓 曽和伊喜夫
槻宅聡 大鼓 大倉栄太郎
頭取 曽和正博 太鼓 徳田宗久
あらすじ
露払いの千歳の舞の後、五穀豊穣、天下泰平を祈る白い翁の静謐な舞。大地を踏みかため、精霊を呼び起こす黒い翁の躍動的な舞。素袍大紋、侍烏帽子で威儀を正し、舞台披きや年頭に舞われる儀式的な一曲。

金剛流西王母
西王母
出演者
シテ 今井清隆 アイ 大藏教義
ツレ 今井克紀 槻宅聡
ワキ 野口能弘 小鼓 曽和正博
ワキツレ 大日方寛 大鼓 大倉栄太郎
ワキツレ 野口琢弘 太鼓 徳田宗久
あらすじ
御代を寿ぐ皇帝の庭に、桃花を捧げ持つ女がやって来る。それは三千年に一度花咲き実成る桃で、女は西王母という仙女だった。やがて侍女に桃の実を持たせ、本体を現すと桃の実も皇帝に捧げ、天に帰って行く。
狂言
大蔵流宝ノ槌
出演者
シテ 善竹大二郎    
アド 善竹十郎 アド 野島伸仁

喜多流東岸居士
東岸居士
出演者
シテ 粟谷明生 一噌幸弘
ワキ 工藤和哉 小鼓 田邊恭資
アイ 高野和憲 大鼓 佃良勝
あらすじ
都に上った僧は、清水寺で東岸居士という者に出会った。東岸居士とは自然居士の弟子で、世の常の僧とは違い、僧衣を着ず、有髪のままで舞を舞い、羯鼓を打ち、仏道の理を説く。中世の説教者の実像を髣髴とさせる異色の能。
狂言
和泉流魚説法
出演者
シテ 野村万作 アド 野村裕基

第二部 演目・出演者


観世流胡蝶 物著
enmoku_kocho2021
出演者
シテ 梅若紀彰 藤田次郎
ワキ 福王和幸 小鼓 上田敦史
ワキツレ 矢野昌平 大鼓 河村眞之介
ワキツレ 村瀨提 太鼓 金春惣右衛門
あらすじ
旅の僧が梅の花を眺めていると、胡蝶の精が現れ、春夏秋の花には戯れることができるが、梅の花には縁がないと嘆く。しかし、法華経の功力により梅の花にも戯れる事ができ喜びの胡蝶の舞を舞い消え失せていった。
狂言
大蔵流土筆
出演者
シテ 山本東次郎 アド 山本則俊

金春流俊寛
俊寛
出演者
シテ 櫻間金記 アイ 山本泰太郎
ツレ 政木哲司 熊本俊太郎
ツレ 柴山暁 小鼓 幸正昭
ワキ 福王茂十郎 大鼓 髙野彰
あらすじ
鬼界島に流されている僧都俊寛、少将成経、入道康頼のもとに、赦免状がもたらされるが、その中に俊寛の名は無い。絶望の淵に嘆き悲しむ俊寛を残し、無情の赦免船は去って行く。極限状態に置かれた人間の孤独を描く傑作。
狂言
和泉流痩松
出演者
シテ 野村万禄 アド 河野佑紀

宝生流野守 白頭
野守 白頭
出演者
シテ 今井泰行    
ワキ 村山弘 小鼓 住駒充彦
アイ 野村拳之介 大鼓 飯嶋六之佐
小野寺竜一 太鼓 梶谷英樹
あらすじ
羽黒山の山伏が春日野で野守の老人と出会う。老人は『野守の鏡』と呼ばれる由緒ある池について物語る。夜になると鬼となって現れ、天上天下すべてを映すという不思議な鏡を山伏に与え、また地獄へと帰って行く。

観能マナー

上演形式

「能」・「狂言」は、室町時代からおよそ650年以上、途絶えることなく演じられてきた、日本を代表する舞台芸術です。古くは豊臣秀吉や徳川家康など多くの武将に愛され、現代ではユネスコの無形文化遺産に登録され、海外からも高く評価されています。

(のう)

能は謡(歌・セリフ)と囃子(楽器)に合せて演じられる歌舞劇で、多くの曲で演者が能面という仮面をつけているのが特徴です。
登場人物は人間だけでなく神や鬼、妖怪や幽霊などこの世のものではないものも登場し、また、演者は様式化された簡素な動きで感情を表し、物語が進みます。

狂言(きょうげん)

狂言は、中世の庶民の日常生活を明るく描いた、セリフが中心の喜劇です。能と異なり、ほとんどは面をつけずに演じられ、笑いを通して人間の普遍的なおかしさを描きだします。

観能の際のポイント

初めての観能(能を観ること)でもかしこまらずにお楽しみいただけます。どうぞ、能楽堂にお越しください。

前日まで

演目について調べよう

演目のあらすじを読んでおきましょう。また、能楽辞典を是非ご活用ください。

当日

観能時の服装マナー

特に決まりごとはありません。ご自分にとって着心地の良い服でお越しください。男女とも比較的改まった服装が多く、お着物の方もいらっしゃいます。帽子は能楽堂内ではお取りください。また、短パン・サンダルなどはお控えください。

携帯電話・スマートフォン

開演前に電源をお切りください。

写真撮影・録音・録画

写真撮影・録音・録画は厳禁となっております。

舞台に集中

公演が開始されましたら、能の世界を堪能してください。

開催概要

第61回 式能

日時
2021年2月21日(日)
第一部 10:00【9:00開場】~14:15(予定)
第二部 15:15(予定)【開場は第一部の入れ替え、消毒作業が終わり次第の入場】~19:15(予定)
※完全入替制
主催
公益社団法人能楽協会
都民芸術フェスティバル主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団
協賛
独立行政法人日本芸術文化振興会
会場
国立能楽堂
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1
JR中央・総武線 千駄ヶ谷駅徒歩5分 / 都営地下鉄大江戸線 国立競技場駅徒歩5分 / 東京メトロ副都心線 北参道駅徒歩7分
ご注意
  • 「翁」開演後「西王母」開始までは見所へのお出入りを一切お断り致します。
  • 第1部終演後は、見所整備・消毒の為、通し券のお客様も一旦ご退場頂きます。
  • 第2部ご入場は、見所整備終了後のご案内となります。
  • 上演中の撮影、録音、録画は固くお断り致します。
  • 上演中のアラーム及び携帯電話の電源はお切り下さいますようお願い致します。
  • 出演者はやむを得ぬ事情により変更させて頂く場合がございます。
  • 開場前のご来館につきましては能楽堂館外にてお待ち頂くことになりますのでご承知おき下さい。

チケット情報

入場料金(全席指定)

1・2部通し: 正面14,500
1・2部通し: 脇正面・中正面9,500
1部: 正面8,500
1部: 脇正面・中正面6,000
2部: 正面8,500
2部: 脇正面・中正面6,000

座席は政府・都の感染予防ガイドラインによる収容率・人数制限に基づき販売致します。
制限が緩和された場合でも感染予防の為販売座席数を制限する場合がございます。
最新情報は本サイトにてご案内致します。
なお、今後の状況により、公演が中止または変更になる場合がございます。

  • お受取り・お支払い方法によって、別途手数料がかかる場合がございます。
  • 障害者割引あり。能楽協会まで要事前申し込み。枚数制限あり。詳細は能楽協会までお問合せ下さい。
  • 学生席(26歳以下)のお申込みについてはこちらをご覧ください。
  • 本公演は未就学児のご入場をご遠慮頂いております。
  • 2月17日を過ぎてからのチケットのご購入については、当日券になります。

一般販売

発売日:2021年1月14日(木)10:00

  • 販売期間にかかわらず、チケットが売り切れ次第、販売を終了させて頂きますので予めご了承下さい。
  • QRチケットレスについて
    本公演のQRチケットレスは「EventRegist(イベントレジスト)」のシステムを利用しています。購入の際に、イベントレジストへの会員登録(無料)が必要です。お済みでない方は、併せて会員登録をお願いします。

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