本ガイドラインは、「能楽の実演」を撮影・録音・録画した写真・音源・映像(以下、ソフトという)をインターネット上へ掲載する際の注意事項です。
 近年のインターネット等の普及に伴う情報発信の多様化のなかで、なるべく良質な写真・映像等を流通させ、悪用を防ぐため、以下の事項を遵守して下さいますようお願い申し上げます。
 また、二次利用(撮影時に取り交わした目的以外での利用)の場合は、当協会へお問合せ下さい。

第1条

本ガイドラインはもっぱら非営利目的利用(閲覧にあたって課金の生じないもの等)に適用するものとし、営利目的利用の場合は下記の基準にかかわらず、別途契約書の締結を必要とするものとします。

第2条

公開に当たっては、閲覧者が容易に保存・複製・再配布できないように技術的対策を講じて下さい。

  • (1) 動画及び音声については原則としてストリーム方式を採用するものとする。
  • (2) 映像・音源を利用する際は、30秒以内を目安とした部分利用に限るものとする。また、これを超えて利用する場合は、権利者(主催者、出演者、撮影・録音記録者など)とよく協議して、契約すること。
  • (3) 閲覧者による転用、転載禁止を明記すること。(例:「本サイト掲載内容を無断で転載・使用することを禁じます」「不許複製・無断転用禁止」)
  • (4)不法な流通を防ぐため、原則として「電子透かし」または、容易に改変されない著作権表示(画面上に著作権者を表示するCopyright (C) ○○、または提供 ○○などの字幕を常時表示するなど)を挿入すること。また、ソフトの情報が明らかになるよう、スペースのある限り、演目・流儀・演者名の順で、クレジット表記をすること。

第3条

利用者は、出演者の肖像権・著作隣接権等を侵害しないよう十分に留意し、適切な権利処理をおこなって下さい。また、権利者より権利侵害の申し立てがあった場合は、誠意を持ってご対応下さい。

第4条

本ガイドラインは、必要に応じて増補改訂するものとします。

以上

平成23年4月1日制定