在京中の太宰府の神主と契った女が、その証である一子梅千代と共に筑紫へ下る。神主は不在なので手紙を宿の主左近尉に託すが、嫉妬した神主の妻の策略にあい、女は絶望して藍染川に身を投げる。帰府した神主は事実を知り梅千代との父子の対面となる。また神主の祈祷が通じ、女は天神の力によって蘇生するのだった。