藤原房前(ふさざき)は志度の浦へ母の追善に赴き、一人の海人から自分の出生の秘密を聞く。海人は玉取りの有様を物語り自分こそ房前の母の亡霊であると告げ消え失せる。供養をするうち亡霊は竜女の形で現れ、舞を舞って成仏を喜ぶ。