貧しさゆえに別れ、貴族に仕える妻が夫を難波に訪ねる。芦売りに落ちぶれた夫は笠踊を見せ芦を売るが、妻と知り思わず身を隠す。しかし妻の優しい呼びかけに心も打ちとけ、連れ立って都に帰って行く。生活詩を舞台化した能。