河内国土師寺は菅原道真公の氏寺である。この寺の木の実で数珠を作るようにとの夢告を得た僧が寺を訪れた。一人の老人がこの僧に菅公配流の有様などを語りきかせると、天神の使神白大夫と名乗って消えた。後刻、白大夫神と天女が現れ、めでたく舞うと木の実を授ける。