兄頼朝と不和になり都落ちを決意した義経は、弁慶ら一行と大物の浦へ向う。静御前との名残惜しい別離を済ませ船出すると天候が急変し、激しい荒波と共に平知盛の亡霊が現れる。しかし弁慶の懸命の祈祷により亡霊は退散する。