日蓮上人が身延山で法華修行をしていると、一人の女が花と水を携えてやってくる。上人が法華経の女人成仏のいわれを説くと、女は自分は七面池の大蛇であり、法華経結縁を求めていると告げて消えた。大蛇は本体を顕し、法華経の功力を得て竜女となると、神楽を舞って衆生済度を約すのだった。