ある姫君が白い鶏を飼っていて、初雪と名付けてかわいがっていたが、ある日死んでしまったので悲しさのあまり上臈たちを集め、供養をした。すると初雪が空から舞い降り、懐かしげに舞を舞い、弔いの功徳により成仏できたことを喜び、やがていずくともなく飛び去って行く。