行方知れずになった我が子を訪ね、諸国を巡る僧が清水寺を訪れる。そこで小歌を謡い弓矢で鶯を狙い興じ、寺の縁起を語る少年花月は我が子であった。少年は、天狗にさらわれ山々を巡った様を舞い見せる。芸尽くしの親子再会劇。