源仲国は、嵯峨野に身を隠していた琴の上手、小督を訪ねるように命じられた。帝を思い「想夫恋」の曲を奏でる小督を探し出した仲国は、帝の御心を伝える。そして小督からの返事を携え、名残の酒宴で男舞を舞い、都へと帰る。