九世戸文殊堂の六月会式に臣下が参詣すると、漁師が智恩寺文殊の縁起を語り教える。 この老漁師は、実は文殊の脇侍最勝老人であると自らの正体を明かすと姿を消した。 後刻、天女が天灯を、龍神が竜灯を捧げて現れ、下界を照らし出す。龍神は自在に飛行する姿を見せた。