人買いに子を連れ去られた母が霊夢を授かり、お告げにより三井寺に向かう。住職たち稚児を連れて月見をしていると、物狂いとなった母が現れ鐘をついて戯れる。そのうち児が我が子と知り再会する。狂女物の中でも屈指の名作。