三輪山の玄賓僧都のもとへ毎日樒(しきみ)と水を届けていた女が、ある日二本杉の下待てと言い残して姿を消す。僧都が女に与えた衣の掛かる杉の下で祈ると、三輪明神が現れ、三輪山伝説などを物語り、神遊びの神楽を奏して舞を舞う。