信濃安田友春の遺臣小沢友房は近江守山に潜伏し宿屋を営む。そこに亡き君の妻と子花が宿泊し再会を喜んでいると、偶然主人の敵である望月秋長が宿をとる。妻は盲御前、若は稚児に扮し友房は獅子舞を舞い、虚をついて敵を討つ。