播磨室明神の神職が、舞楽を奏して神前に参るという神事を行うため、遊女を呼び寄せた。遊女たちは手に手に棹を取り、舟に乗ってやってくる。神職の命で舟唄をうたい、神楽を奏する遊女。そこへ明神の本地である韋提希夫人が現れて、奇瑞あらたかに舞を舞った。