旅の僧は芦屋の里で何者とも知れぬ陰鬱な相貌の舟人に出会う。僧との問答の末男はついに自分が鵺の亡霊であると明かし、帝を苦しめた罪により源頼政に退治されたときの有様を仕方話で物語る。詩情味豊かな鬼能。(鵺とは顔は猿、手足は虎、尾は蛇という化け物)