晋の恵遠(えおん)禅師は盧山の麓に、白蓮社という結社をつくり隠遁生活をしていた。 ある日、陶淵明と陸修静が訪れ、共に盃を交わし楽しむうちにいつしか禅師は、禁足のはずの虎渓を渡ってしまい、思わず三人で大笑いしたのだった。