唐土楊子の市で酒を売る高風のもとに、いつも来て酒を飲む者に名を尋ねると、海中に住む猩々と答えた。高風が潯陽(しんよう)の江に、酒壷をかまえて待っていると猩々が現れ舞を舞い、汲めども尽きぬ酒の泉を与えて去って行く。