唐の終南山の麓に住む男が都に赴く途上、昔進士の試験に落第して自殺した鍾馗の霊に声をかけられる。 鍾馗は執心を捨て国土を守護する誓いを立てたというと真の姿を現し、悪鬼退治の有様を目の当たりに見せ、治世を祝福する。