鬼界島に流されている僧都俊寛、少将成経、入道康頼のもとに、赦免状がもたらされるが、その中に俊寛の名は無い。絶望の淵に嘆き悲しむ俊寛を残し、無情の赦免船は去って行く。極限状態に置かれた人間の孤独を描く傑作。