住吉社に詣でた光源氏一行が宴遊しているところへ、須磨で契った明石上が偶然住吉参詣に訪れた。 恥らう明石の上を上臈と見て光源氏が声をかけ、再会となる。 二人は歌を取り交わし、酒宴の席で相舞を舞って想いをつのらせるが、やがて心ならずも別れてゆくのだった。