少年僧松若は父との再会を思い、都の僧に伴われて故郷信濃国園原に来ると、里人と共に木賊を刈る老人に出会った。老翁はこれを私宅に泊め、子を失った悲しみを語り、子の装束を着け舞を舞う。かくて親子は無事再会を果たす事が出来た。