旅の僧が春日明神に参詣すると、木を植えている若い女が僧を猿沢池に導く。 ここは昔、帝の愛を失った采女が身投げをした所で、自分はその幽霊だと告げて、姿を消す。 僧の弔いで采女の霊が現れ、曲水の宴など昔の栄華を語る。