河内国高安通俊が、ある者の讒言を信じて我が子俊徳丸を追放したが、後悔して天王寺七日間の施行を営んでいる。ここに弱法師と呼ばれ、盲目の乞食となった俊徳丸が辿りつく。通俊は、俊徳丸の手を取って故郷に帰って行く。