諸国行脚の遊行上人が奥州白川の関を越えると老翁が現れ、先年さきの遊行上人が通った古道を教え、西行法師が歌を詠んだ朽木の柳に案内し、十念を授かり消え失せる。やがて朽木の柳の精が烏帽子狩衣の姿で現れ、報謝の舞を舞う。