後宇多の院の勅使が岩清水八幡宮に参詣すると、袋に包んだ弓を捧げる老人と、若い男と出会う。老人は桑の弓、蓬の矢にて世を治めた物語りをし、高良(かわら)の神は我なり神託を疑うなと消え失せ、本体を現して颯爽と神舞を舞う。