明治の面影をそのまま残す、自然光の入る貴重な能楽堂

大江能舞台 内観

大江能楽堂は、能楽観世流大江家5世又三郎(後に竹雪)が1908(明治41年)に創建し、大正8年に現在の規模に改築したものです。表通り(押小路通り)に面しては、二階建ての武者窓のある楽屋、住居部分がありましたが、先の大戦中強制疎開にて取り壊されました。しかし、舞台・見所部分の取り壊しは終戦の日にあたり、幸運にも昔の姿そのままに残存することができました。その後、改修を重ねながらも老朽化が激しく、2001年(平成13年)明治の面影をそのまま残す形で基礎部分の大改修をいたしました。その後、令和3年7月より大規模な舞台板改修工事が行われます。基礎部分は全て補強が施され、旧舞台板は研磨し再利用、舞台後座へと敷かれました。柱や欄干などの舞台骨格はそのままの形で残し、舞台板は新たに用意した吉野檜の一枚板で全面改修。時代の移ろいが見事に調和した舞台へと生まれ変わりました。1・2階席桟敷席(1部椅子席)の収容人員数は約400名。自然光の入る貴重な能楽堂です。

烏丸通から押小路通りに入り、しばらく歩く

大江能楽堂のご案内

能楽観世流大江家5世又三郎(後に竹雪)が1908(明治41年)に創建し、大正8年に現在の規模に改築したものです。 1・2階席桟敷席(1部椅子席)の収容人員数は約400名。自然光の入る貴重な能楽堂です。

所在地
〒604-0944
京都府京都市中京区押小路通柳馬場東入橘町646
最寄り駅
地下鉄:烏丸御池駅・京都市役所前駅
公式サイト
http://www.asahi-net.or.jp/~tn4m-ooe/

会場周辺地図

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