宮中歌合せの会で大伴黒主は、小町の詠んだ歌は古歌であると申立て、万葉の草紙を差し出す。小町がそれを洗ってみると黒主の入れ筆であったことが分かる。小町は恥じ入る黒主を慰め、和歌の徳を賞して〈中ノ舞〉を舞う。