「東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 ~喜びを明日へ~」の開催決定についてお知らせいたします。
このコロナ禍においても、明日を見据え豊かな心を未来へつなぐためには、文化芸術が必要であると考えています。
その想いを「喜びを明日へ」というメッセージに込め、今を生きる多くの方々に向けて、最高の能楽公演をお届けします。
特設サイトは以下よりアクセスください。チケット情報等は特設サイトでご案内しております。
オリンピック期間特設サイト
パラリンピック期間特設サイト
主催:公益社団法人能楽協会、一般社団法人日本能楽会、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
共催:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
特別協力:富士通株式会社、読売新聞社、KNT-CTホールディングス株式会社
協力:横浜能楽堂(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)※パラリンピック期間公演のみ
- 実施期間
- オリンピック期間:7月27日(火)~7月29日(木)、8月2日(月)・ 3日(火) 5日間
パラリンピック期間:8月27日(金)、9月3日(金) 2日間 計 7日間
- 会場
- 国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷)
- チケット発売日
- 6月10日(木)
実施に際して
感染症対策への配慮
2020年夏、コロナ禍のなか10日間の公演「能楽公演2020」が成功のうちに閉幕。感染者を出さず、出演者延べ約500名、約2,500名の来場者を迎えた実績を活かし、感染症対策に十分配慮した安心安全な公演を実現します。
バリアフリーへの取組
パラリンピック期間の公演では、以下のサポートをご用意。
- 詞章の字幕配信
- 手話通訳(解説時、休憩ご案内等)
- 能楽の詞章(台本)配付
- 【視覚障害者向け】副音声ガイド、点字パンフレット、舞台の触図
- 上演中の途中入退場可能
- 身障者用のトイレ有/筆談器具ご用意
- 補助犬を同伴しての鑑賞可(盲導犬、聴導犬、介助犬等)
東京2020組織委員会との連動
東京2020組織委員会が日本の文化・芸術の力を発信する文化フェスティバル「東京2020 NIPPONフェスティバル」の共催プログラムとして実施します。
記者発表の様子
公益社団法人能楽協会について
能楽協会は、全国のプロの能楽師によって構成される団体で、第二次世界大戦後間もない1945年9月に社団法人として設立され、その後2008年12月の公益法人制度改革関連3法の施行を受け、2010年3月、内閣総理大臣より公益社団法人の認定を受けました。
能楽は、シテ(主人公)はシテ方が、ワキ(シテの相手役)はワキ方が、囃子は囃子方(笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方)が、狂言は狂言方がというように、それぞれ専門の演者によって演じられます。シテ方には観世、金春、宝生、金剛、喜多の五つの流儀があります。それぞれ数百年の歴史を持ち、各流儀によって、芸風、扮装、演出が少しずつ異なります。ワキ方には高安、福王、宝生の三流、囃子のうち、笛方は三流、小鼓方は四流、大鼓方は五流、太鼓方は二流、狂言方には、大蔵、和泉の二流があり、各々の流儀における芸には違いがあり、又、道具などにおける決まりごとも異なります。
当協会は、これら各専門的役割を職能とする各流の能楽師が揃う唯一の業界団体です。正会員は2021年5月現在、約1,085名です。
当協会の目的は、主に伝統と秩序を維持し、能楽の存続のための人材養成、会員能楽師の教養の向上及び技芸錬磨を図り、その成果を公表して一般の能楽観賞に資することなどにより、我が国の文化芸術の発展に 寄与することにあります。
又、能楽を身近に感じられるための諸活動の一環として、各種公演の企画運営、ワークショップなどの普及事業や青少年対象の教育・啓蒙活動を実施するほか、各種言語による能楽の入門書の発行なども行っております。
近年では、優れた能楽の映像・写真等を保護し、より活発な利用を推進することを目的として、能楽実演ソフトの著作隣接権、肖像権の処理をはじめとする著作権関連事業にも取り組んでいます。
役員一覧
理 事 長 観世銕之丞
専務理事 本田光洋
常務理事 武田宗和、香川靖嗣、國川純、観世喜正
理 事 一噌隆之、井上裕久、大倉源次郎、大藏彌太郎
金井雄資、桜井 均、種田道一、辻井八郎、中村邦生
成田達志、野村又三郎、廣田幸稔、藤波重彦
宝生欣哉、水上 優、山井綱雄、山本章弘
監 事 中村元彦、丸岡圭一、大和 滋
一般社団法人日本能楽会について
日本能楽会は、文化財保護法に基づき重要無形文化財の認定を受けた能楽師で構成する団体です。『能楽』は1957年12月4日に重要無形 文化財に指定され、その保持者として日本能楽会会員が総合的に認定されております。
1965年3月に社団法人を設立。その後2012年6月一般社団法人に移行しました。会員は2021年5月現在、546名です。
当会の目的は、能楽を正しく保存し、その振興を図ることにあり、国からの助成を受け、年1回の「国家指定芸能『能楽』特別鑑賞会」開催、独立行政法人日本芸術文化振興会が実施する能楽(三役)研修事業へ公益社団法人能楽協会、能楽宗家会とともに協力する等、各種の事業を実施しております。
役員一覧
会 長 野村幻雪(四郎)
副会長(常務理事) 金剛永謹
常務理事 観世清和、亀井保雄、豊嶋彌左衛門
理 事 梅若実、浅見真州、金春安明、髙橋忍、宝生和英、武田孝史、宝生欣哉、飯冨雅介、杉市和、観世新九郎、亀井実、山本哲也、小寺佐七、茂山七五三、野村萬斎、(高林白牛口二)
監 事 小林与志郎、櫻間金記